ブッシュ大統領が地球温暖化に言及するか?

23日夜に行われるブッシュ大統領の一般教書演説で,地球温暖化問題に言及する可能性が高まっている(ニュース記事).
Foresight Exchangeという予測市場には,米国大統領が2008年4月1日までに一般教書演説に"global warming" という言葉が現れるかどうかという市場がある.市場価格は2006年1月には40〜70%を揺れていたが,その後40〜50%で推移し,昨秋にいったん90%近くまで上昇したのちまた,50%あたりに落ちていたが,1月に入って急上昇し,100%近くなっている.現在,bidが82,askが94,直近の取引値が90である.ほぼ確定的と言ってよい.Foresight Exchangeの特徴は,Science & Technologyという市場ジャンルがあること.例えば,2030年12月の大気中CO2濃度を予測する市場もあって,現在の取引値は459ppm.数字はハワイのマウナロア観測所の値で判定される.2006年時点ではおよそ380ppmで,逆に24年前(1982年)は340ppmだった.また,2028-32年の5年間の地球の平均気温が,1998〜2002年の5年間の地球平均気温よりも何度高いかを予測する市場では現在の取引値は37,つまり0.74℃の上昇となっている.