2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

NSTI Nanotech 2007

Nano Science and Technology Institute (NSTI)のNanotech 2007が5月20〜24日にカリフォルニア州Santa Claraで開催される.プログラムの中から「もし行ったなら聞きにいくもの」を選んでみた. 21日(月)は「環境,健康,社会」というセッションが1日中ある…

「持続可能性から見たナノテクノロジー」の特集号

Journal of Cleaner Production誌でもうすぐ,持続可能性のためのナノテク開発に関する特集号が出る.ゲスト編集者はスイスのHelland氏とKastenholz氏.目次は以下のとおり.おもしろそうなタイトル(内容も有益かどうかは不明!)が多いので長くなるけど和…

ウッドロー・ウィルソン国際学術センターの「ナノ.メトロ・マップ」

ウッドロー・ウィルソン国際学術センターのProject on Emerging Nanotechnologyからまたおもしろい報告書というかデータベースが出た.その名は,「ナノ・メトロ(Nano Metro)」地図.つまり,ナノテクという観点から見た都市マップで,米国において,ナノ…

NRDCによる規制枠組みの提案

Natural Resources Defense Council (NRDC)から,「ナノテクノロジーの目に見えない脅威:小さな科学,大きな帰結(Nanotechnology’s Invisible Threat: Small Science, Big Consequences)」という報告書がリリース.予備的な規制枠組みを提案した.これは…

ナノテク消費者製品インベントリー

ウッドロー・ウィルソン国際学術研究センターのナノテク消費者製品インベントリーが大幅に更新され,製品の数は475になった.2006年3月に作成された時点では212だった.ナノ材料としては銀ナノ粒子が最も多く使用され,95製品で全体の20%に相当する.ちなに…

CSEPによる"NanoEthicsBank"はとても便利

イリノイ工科大学(Illinois Institute of Technology)のCenter for the Study of Ethics in the Professions (CSEP) が,NanoEthicsBankというプロジェクトを立ち上げた.NanoEthicsBankはNanoConnectionという研究枠組み(NSFのファンドをもらっている)…

法規制ギャップ調査とは?

英語では"Regulatory Gap"と表現され,例えばナノテクノロジーの急速な発展に対して,現行の法規制システムが対処可能かどうかについて米国や英国で調査が行われている.しかし日本語では検索してもほとんど出てこない.ナノテクノロジーについて,米国の調…

ミクロな積み上げとマクロ経済影響

温暖化対策の経済的側面に関する記述で,例えば「GDPの1%に相当する」と「GDPを1%減らす」というのはまったく異なる概念だけど混同されやすい.IPCCのWG3の報告書では,マクロ経済モデルを用いた計算結果を使っているので,2030年や2050年のベースラインケ…

IPCC第4次レポートのWG3の政策決定者向けサマリー

IPCC第4次レポートのWG3のサマリーが5月4日に発表された(pdf).おさらいすると,2月に出たのがWG1「自然科学的基礎」,4月に出たのがWG2「影響,適応,脆弱性」,そして今回のがWG3「気候変動の緩和」.第2次レポートはSAR,第3次レポートはTARとくると,…

「ナノテクノロジー:環境ベネフィットのための製品とプロセス」

5月16〜17日にロンドンのThe Royal Societyで開催(link).リスクに関する会議は乱立気味だけど,環境や健康へのベネフィット面を包括的に点検してリスクと比較するような会議は(医療系を除くと)あまりなかったように思う.異なるリスクを統一指標で定量…

ブッシュ政権による馬鹿げた環境政策ワースト10

ES&T誌による記事. 10位 石油会社幹部と密室で作られたサプライサイドのエネルギー政策 9位 "Clear Skies"の水銀規制(石炭火力発電所からの排出削減量を少なくした) 8位 "Healthy Forests"イニシアティブ(数百万エーカーの国立公園や国有林の伐採を認め…

Society for Risk Analysis Europe 2007

オランダ・ハーグで6月17日(日)〜19日(火)に開催(link).参加する予定はないが,プログラムだけチェック.月曜朝のplenary sessionのテーマは学際的研究.議長はArie Rip氏.彼はオランダのNanoNedコンソーシアムのプログラムの1つである「テクノロジ…

SSITの2007年会

IEEEの"Society on Social Implications of Technology (SSIT)"の年会,2007 International Symposium on Technology and Society(ISTAS)はテーマが「リスク,脆弱性,不確実性,技術と社会(Risk, Vulnerability, Uncertainty, Technology and Society)…

マサチューセッツでのナノイベント2件

マサチューセッツ州立大学アムハースト校(University of Massachusetts Amherst)の,College of Social and Behavioral Sciencesの,Science, Technology and Society (STS) Initiativeの,Nanoscience and Society Research Group (NanoSRG)が主催する,…