バイオエタノールの経済性

バイオエタノール・ジャパン・関西が完成した(ニュース記事).廃木材から自動車用燃料を生産するという画期的な事業だが採算はどんな感じだろう?ということで1リットル生産費用を計算してみた.「総事業費約40億円。年度内に本格稼働し、年間4万〜5万トンの廃材を処理し、1400キロ・リットルのエタノールを製造する」とのことなので,設備を15年間使用し,割引率を3%とすると,1年あたり費用は3億3,500万円となる.これに原料代や人件費などのランニングコストがかかって,1年あたり費用となるが,情報がないのでこれを仮にゼロと置く.年間生産量が1400キロリットルなので,これで割ると,1リットルあたり239円となる.25年稼動するとしても164円.ランニングコストがかかるとどう見ても200円は超えるだろう.やはり高すぎないか?大丈夫か?