ICONの研究ニーズ報告書

ICON(International Council on Nanotechnology)から「ナノ材料の生物学的相互作用の予測に向けて:ナノテクノロジーの環境・健康・安全に関する研究ニーズの国際アセスメント」という報告書が5月1日にリリース。今回は日本語のエグゼクティブサマリー付き。2007年1月と6月に行われた2回の国際ワークショップ(各国各分野から73名が参加)で得られた勧告をまとめたもの。1回目のテーマはナノ材料の分類、2回目のテーマはナノ材料の生物学的相互作用の予測。10年先のゴールを、ナノ材料の生物学的相互作用を予測する計算モデルを作ることとし、それに向けた26の研究ニーズを挙げた(Fig.1)。これに加えてリスク管理のための研究ニーズも6個挙げた(Fig.2)。それらは短期(2年)、中期(5年)、長期(7〜10年)に分類された。
発表イベントはProject on Emerging Nanotechnologies (PEN)ですでに行われた。ライブ中継には起きれなかったが、そろそろ録画が見れるはず。1時間のイベントには、ICONからはRice大学のKulinowski氏。NIEHS/NIHからはTinkle氏、産業界からThompson氏、NGO界からはEDFのDenison氏、そしておなじみのMaynard氏が参加。