Selah technologies社がいきなりIn-Depth Programに参加表明

1月19日に予定通り中間評価が出た米国EPAのNMSP(Nanoscale Materials Stewardship Program)に、これまで参加者リストに載っていなかったSelah Technologies社が、In-Depth Programの方に参加するぞというプレスリリースを発表した。これまでEPAによると、In-Depth Programへの参加を表明している企業は3社。SouthWest NanoTechnologies, Inc.、Swan Chemicals Inc.(親会社はThomas Swan & Co. Ltd.)、Unidymで、すべてカーボンナノチューブを生産しているメーカーだ。Swanの場合、EPAに対して、TSCAに基づくCNTのPMN(製造前届出)を提出→審査の結果、同意指令(consent order)を受け取る→そこには、生産拡大の条件としてラット90日間吸入試験の実施を命じられると同時に、In-Depth Programに参加すればそれが免除されるという条項が入っている(ここの箇条書きの4点目を参照)、という背景があったので、他の企業にも同様の動機付けがあるのかもしれない。
Selah Technologies社は、サウスカロライナ州に本社があり2006年に設立された比較的新しい会社のようだ。プレスリリースによると、2種類のナノ材料を生産していて、1つはSelah Dots™という発光する炭素ベースのナノ材料、もう1つはSelah Tubes™という電気伝導性に優れた単層カーボンナノチューブだそうだ。