規制改革・民間開放推進三ヵ年計画(再改定)

3月31日,再改定版が閣議決定された.報道的には「市場化テスト本格導入」なのだが,やはり「規制影響分析(RIA)の本格導入」なのだ.

規制影響分析(RIA)とは、規制の導入や修正に際し、実施に当たって想定されるコストや便益といった影響を客観的に分析し、公表することにより、規制制定過程における客観性と透明性の向上を目指す手法である。

米国では効率性,欧州では説明責任に重点が置かれているが,日本版は両者の間くらいを狙うのがいいと思う.
1年前の「改訂版」では「・・・規制の事前評価を早期に義務付けるための取組を進める」(p.63)に留まっていた表現が,今回の「再改訂版」では「・・・規制について事前評価を義務付けるために必要な措置を講ずる」(p.40)とはっきり示された.実施予定時期にも平成18年度に「措置」と表示された.