政策評価

EPAがVSLの公式値を下げたというAP記事

環境保護庁(EPA)が確率的生命価値(VSL)の公式値を下げたらしい。Associated Pressが記事を配信したおかげであちこちのニュースサイトに掲載されている。基本は、"An American Life Worth Less Today"(Timeなど)という見出しだけど、msnbcは独自に、"How…

「生命の価値」はやっぱりまずいと思うというパブコメを提出

国土交通省の「公共事業評価の費用便益分析に関する技術指針」改訂案に意見募集していたので、メールで以下のような意見を出してみた。 第2章 第5節 第2項(2)人的損失額、について意見を述べます。 「支払意思額による生命の価値」という言い方は、不必要…

ガソリン税政策の選択肢が2つしかないという貧しさ

ガソリン税の議論には、暫定税率の廃止の是非と道路特定財源の廃止の是非の2つの選択が関係しているので、2×2=4つの組み合わせが可能なはずだ。ただ、暫定税率の廃止+道路特定財源の維持、は考えなくてもいいので、実質3案あることになる。 暫定税率の維持…

水銀対策の費用対効果

ES&Tの論文.石炭火力発電所での水銀対策の1ポンド排出削減費用が$3,810〜$166,000(=1kg排出削減費用が102〜9779万円)で,1kWhあたりの電気料金が0.00014〜0.00392ドル(=0.17〜0.47円)上昇.対策技術は活性炭注入(ACI).

規制改革・民間開放推進三ヵ年計画(再改定)

3月31日,再改定版が閣議決定された.報道的には「市場化テスト本格導入」なのだが,やはり「規制影響分析(RIA)の本格導入」なのだ. 規制影響分析(RIA)とは、規制の導入や修正に際し、実施に当たって想定されるコストや便益といった影響を客観的に分析…