アメリカの環境成績表(PDF)

2006年3月9〜14日に実施.全米から無作為抽出した1002人の成人に対して電話調査.スタンフォード大学とABCニュースによる.
興味深い点は次の通り.

  • 世界の環境が悪化している,あるいは悪いままであると回答した60%を「環境悲観主義者」,世界の環境が改善している,あるいは良いままであると回答した29%を「環境楽観主義者」と分類.
  • 地球温暖化問題について,世界の気温が上昇してきたと思うかどうか(85%がyes),世界の気温の上昇は確かか(89%がyes),世界にとって深刻な問題となるか(90%がyes).
  • 気温は上昇し,それをある程度確信し,世界に深刻な問題となると考える人は69%に上り,そのうち3割が環境楽観主義者,7割が環境悲観主義者.残り31%のうち63%が環境楽観主義者で37%が環境悲観主義者.

ただ,ブッシュ大統領,米国議会,米国産業界,米国一般市民などに,9割以上の回答者が自然環境の保護に積極的に取り組むことを要望しているが,多分それは自らが金銭的負担をしないことが前提の回答であって,実際にそのことで税金が上がったり,製品の価格が上がったりしても強く要望するのかどうか疑問だ.