カーボン・フットプリント

将来は店で売っている製品に必ず「カーボン・フットプリント」が記載されるようになるだろう.カーボン・フットプリントとは,その製品の原料採取から廃棄されるまで,つまり「ゆりかごから墓場まで」の炭素排出量のことだ.英国で最近行われたアンケート調査では対象1159人のうち,66%が製品購入時にカーボン・フットプリントを知りたいと回答したという.67%がそういった情報が購買行動に影響を与えると答えた.英国ではCarbon Trust社が,カーボン・フットプリント計算の制度化に向けて動いている(link).これは炭素監査(carbon audit)と呼ばれている.「サプライ・チェーンにおけるカーボン・フットプリント:企業にとっての次のステップ(Carbon footprints in the supply chain: The next step for business)」という報告書を発表.Walkers社(スナック菓子)とTrinity Mirror社(印刷)との間ですでに実施されたパイロットプロジェクトが紹介されている.続いて,Boots社, Cadburys Schweppes社,Marks & Spencer社との間で進行中.