NAAQS改訂手続きの改訂

日本では一度決まった環境基準値はカビが生えても30年も変わらない(そういう決まりになっていなかったのもあるけどやはりNOx基準値改訂でのトラウマからか?)けど,米国では定期的に見直すことが義務付けられており,最新の科学的知見を取り入れる制度的な枠組みがあって実際改訂が行われている.そうじゃなくては予防原則も適応的管理も適用不可能だ.
EPAは7日,全米大気環境基準値(NAAQS)改訂の手順を効率化する提案を行った(link).新しいプロセスは,「計画」「統合的科学評価」「リスク/曝露評価」「政策評価/ルール決定」の4段階からなる.