2006-12-09から1日間の記事一覧

ナノテクアパガード

アパガードの話が,「ナノテクノロジーが練り歯磨きの中に?」という記事で取り上げられている.記事自体は化粧品への適用の急拡大とそれへの各方面からの反応という感じの内容.そのイントロに例として象徴的に使われている.ちょっとおもしろかったので引…

専門用語に関する標準

ASTMナノテクノロジーに関する国際委員会は最初の標準であるE 2456(ナノテクノロジーのための専門用語)を承認した.もうすぐウェブページで自由に見られるようになるそうだ.

温暖化対策のリスクトレードオフ

ES&Tに載る論文.温暖化対策としてUKで増えるディーゼル乗用車によってPM曝露による死者数が年間90人増えるという計算.温暖化対策はそもそも追加的費用がかかるという時点で何らかのトレードオフを伴う.当たり前のことなんだけど見逃されがちだからチェッ…

NAAQS改訂手続きの改訂

日本では一度決まった環境基準値はカビが生えても30年も変わらない(そういう決まりになっていなかったのもあるけどやはりNOx基準値改訂でのトラウマからか?)けど,米国では定期的に見直すことが義務付けられており,最新の科学的知見を取り入れる制度的な…

米国バークレー市のナノ規制

12月5日の議会で全会一致で可決された.日本語の記事が出た.規制の内容はここで,改訂された法律の文面はこんな感じ. 工業ナノ粒子を製造または使用するすべての事業所は,報告された材料の現在知られている毒性,事業所が安全に取り扱い,モニターし,貯…

「気候変動とメディア」公聴会

米国議会上院の環境及び公共事業委員会(U.S.Senate Committee on Environment & Public Works)で「気候変動とメディア」という公聴会が開催された.ここからRealPlayerで見れる.テキストはここ.テーマは,メディアは科学的知見を正しく伝えているか.議…

航空機テロのリスクアセスメント

米国では今,国内・国際問わずすべての空路の「脅威レベル(threat level)」がオレンジ(=高い)となっていて,液体やジェル状のものの航空機への持込みが禁止されている. 米国の国土安全保障局(DHS)はテロのリスク評価手法である"Automated Targeting …

[リスク」鉛が「大気汚染物質」でなくなるかも?

EPAは,科学的文書であるCriteria Documentの完成(9月)を受けて,いよいよ政策につなげるStaff Paperの第一草稿を12月5日にリリースした.続いて15日には,"Lead Human Exposure and Health Risk Assessments and Ecological Risk Assessment for Selected…