[リスク」鉛が「大気汚染物質」でなくなるかも?

EPAは,科学的文書であるCriteria Documentの完成(9月)を受けて,いよいよ政策につなげるStaff Paperの第一草稿を12月5日にリリースした.続いて15日には,"Lead Human Exposure and Health Risk Assessments and Ecological Risk Assessment for Selected Areas (Pilot Phase)"の草稿もリリース予定.Staff Paper草稿ではまだNAAQS(全米大気環境基準値)を改訂するかどうかは明言されておらず,2007年夏にリリースされる予定の最終稿で明言される.大気中の鉛の主要な発生源はガソリン中に含まれていた鉛だったけど,無鉛ガソリンの普及によって,1980年から2005年までに大気中濃度は9割以上削減された.そのため,「Criteria Air Pollutantsの1つとしてNAAQSを定める」という位置づけそのものの是非を問うというスタンスになっているようだ.(鉛のNAAQSページ