EPAにナノリスクのことを聞く

米国環境保護庁(EPA)は"Ask EPA"というオンライン・インタラクティブ・フォーラムを持っている。2月20日のセッションのテーマは、先日開始されたばかりの"Nanoscale Materials Stewardship Program"で、回答するのはJim Gulliford氏。ナノ材料への規制は施行されるのか?という質問には、「われわれはすでにナノスケール材料の規制は行っているよ」と回答。つまり、新規物質はTSCAのものでカバーされているという意味で、ナノスケールであることを理由とした規制の見込みについてはうまくはぐらかしている。2005年以降、TSCAのもとで、新規物質として30を超えるナノスケール材料の通知があったそうだ。ただ、必ずしもサイズを示す必要はないと思うので、名称などから偶然分かったものだろう(日本の化審法でも同様)。