官報のPMN（製造前届出）情報をチェックしてみた（その2）

ナノ

2009年になって新たにCNTの届け出があったようなので、前回に続いて、2009年1月5日付のFederal Register（Volume 74, Number 2)をチェックしてみた。多層カーボンナノチューブが2件出ていた。Case No.は、P-08-0733とP-08-0734に分かれているのだけど、ともに2008年9月17日に受理されており、用途情報などの表記も全く同じであった（理由はよく分からない。物理化学的特性や用途が異なったりするのだろうか？）。
受理日（カッコ内はEPAのレビュー終了予定日）、製造/輸入業者名、化学物質名、用途情報の順。

  • 2008年9月17日（2008年12月15日）、CBI、(G) A multi-walled carbon nanotube、(G) (1) A reinforcement for composites: Open, non-dispersive use; (2) A conductive additive for composites: Open, non-dispersive use; (3) A conductive additive for batteries: Contained use

用途情報のところを和訳すると「(1)コンポジットの強化（オープンだが非分散的な利用）、(2)コンポジットへの導電性の添加剤（オープンだが非分散的な利用）、(3)電池のための導電性の添加剤（内部での利用）」という感じ。