Andrew Maynard氏のブログ追っかけ
まだまだ続く。
11月26日は、カーボンナノチューブがスピーカーに、の話。
Nano Letters誌に載った論文とそこでフィーチャーされたムービー。カーボンナノチューブがスピーカーにってことで日本語のニュースでも報じられたように思う。ただ、まだその仕組みは、熱音響効果によるというくらいしか分かっていないようだ。
12月1日は、工業ナノ材料の曝露基準値の話。
かなり重要な内容なので、別に詳しく論じることにする。ここで取り上げられた文献は以下の4点。
- Nature Nanotechnology誌の11月号に載った米国NIOSHのMurashov氏らによる"The US must help set international standards for nanotechnology"というCommnetary。
- Environmental Defence FundとDuPontによる、リスク評価フレームワークである"Nano Risk Framework"
- BSIが2008年1月に出した文書"Guide to safe handling and disposal of manufactured nanomaterials"(PD 6699-2:2007)
- Maynard氏が上記のBSIガイドに対して書いたコメント(pdf)
さらに同時に、SAFENANO CommunityではRob Aitken氏がBSI文書についてのブログを書いている。
12月6日は、Twitterに参入の巻。
Maynard氏はコミュニケーションにただならぬ興味を示していて、とうとうTwitterを使って科学技術政策について語るという試みを始めた。自分に課した課題は、12月8日から12日まで5日間毎日5つずつ書き込んでいくというもの。1回で700文字という制限の中、果たしてうまくメッセージを伝えることができるだろうか?