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Andrew Maynard氏のブログ追っかけ

全部ちゃんと読んでるんだけど、久しぶりの追っかけ。 5月21日は、ナノテク安全性研究の資金の話。 NIOSHのリスク研究予算が500万ドル新たに増えたとのこと。オバマ政権効果かもしれない。もともと700万ドルあったので合計1200万ドルになる。さらに、Maynard…

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やっと追いついた。 4月16日は、21世紀のための科学技術を再考するパート4 今回は3つ目のCである"control"。重要なので3回に分けて連載。Controlとは、ナノメートルスケールでの「コントロール」のこと。この先、科学技術が私たちの生活に目に見える影響を及…

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4月2日は、中国の電池技術の進歩についての話。 New York Times紙の記事に触発されて書かれたエントリ。 4月3日は、21世紀のための科学技術を再考するパート2 パート2は、"Coupling"について。カップリングとは、社会(人間)の活動と地球環境の間の切っても…

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3月30日は、食品へのナノテク応用についてのゲストブログ。 最近、食品へのナノテク応用とそのリスクについての議論が盛んだ。2009年初めには英国上院が食品部門におけるナノテク利用に関する調査を開始した。3月には欧州EFSAが食品や餌へのナノテク利用によ…

Andrew Maynard氏のブログ追っかけ:NIOSHの新しいCNT研究の衝撃

3月26日は、NIOSHの研究者が、マウスの肺を突き抜ける多層CNTの電顕写真を示した話。米国毒性学会(Society of Toxicology)の年会でのこと。昨年のPoland et al.レターはインパクトは大きかったが、1)現実の曝露経路と異なっている、2)吸入されたCNTがど…

Andrew Maynard氏のブログ追っかけ

3月19日は、21世紀のための科学技術を再考するパート1 Maynard氏が最近使う「3つのC」の話。ここではイントロで次回以降それぞれについて詳しく語られる。 Communication:人々と組織の間の情報の流れが重要になっていること Coupling:社会と地球の間の関…

Andrew Maynard氏のブログ追っかけ:カーボンナノチューブのリスク管理の話

3月17日は、カーボンナノチューブのリスク管理の話。英国HSE(Health and Safety Executive)が"information sheet"という形で、5ページの「カーボンナノチューブのリスク管理」を3月6日、発表した。"information sheet"は法的拘束力がないガイダンス文書であ…

Maynard氏のブログ追っかけ

2月11日は、ダーウィン生誕200年から合成生物学へという話。 ダーウィンが切り開いた現代生物学は、遺伝コードを解読し、デジタル化し、それらを操作あるいは創作し、生命体に戻すという方向に向かっている。皮肉なことに、それは、ダーウィン流進化論への反…

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1月28日は、ジオエンジニアリングとジオエシックスの話。 ちょうどニュースや記事が重なったということでジオエンジニアリングの話。1つ目は、インドとドイツの科学者による大規模ジオエンジニアリング実験が2月始めに開始されるという話(リンク)。これはL…

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1月25日は、異分野の人たちにナノテクノロジーの重要性をいかに語るかという話。 ナノスケールでまったく異なる振る舞いをするようになるのだと言っても、目に見えない以上説得的ではない。ではどうするか。1つはアナロジーを使うというもの。Maynard氏はメ…

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1月13日は"public engagement"(いまだに何と訳したらいいのか分からない)の話。 オバマ政権が"public engagement"を重視していることから、ナノテクの話へ。そもそも2003年に成立した「21世紀ナノテクノロジー研究開発法」にも"public input and outreach"…

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12月26日は、家庭でできる"synthetic biology"の話。 Associated Pressで報道された「バイオハッキング(biohacking)」、つまり、自分の家でメラミンを検出するバクテリアを人工的に作ってしまったという女性の話。こういうのを"DIYBio"というらしい。ナノ…

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12月13日は、「Twitterで科学技術コミュニケーションが可能か」実験の結果報告。 新しいもの好きなMaynard氏は、12月8日〜12日の5日間、Twitterで毎日5回ずつメッセージを流すという実験を行った。科学技術コミュニケーションにTwitterは有用かどうかがテー…

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まだ2008年だ。 12月10日は、科学技術イノベーションへの「愛のむち」の話。 National AcademiesのNational Research Councilから発表された報告書「ナノテク関連の環境健康安全研究についての連邦政府の戦略に関するレビュー」が取り上げられた。そもそも20…

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12月1日の工業ナノ材料の曝露基準値の話の詳細。 12月1日のエントリの「工業ナノ材料の曝露基準値の話」は重要文献を列挙しただけだったので補足。まず起点はEDFとDuPontによるNano Risk Framework(NRF)だ。Maynard氏はNRFの欠点として、曝露評価のための…

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まだまだ続く。 11月26日は、カーボンナノチューブがスピーカーに、の話。 Nano Letters誌に載った論文とそこでフィーチャーされたムービー。カーボンナノチューブがスピーカーにってことで日本語のニュースでも報じられたように思う。ただ、まだその仕組み…

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11月6日は、ナノテクノロジーと化粧品の話。 UKの消費者団体であるWhich?の報告書"Small Wonder? Nanotechnology and Cosmetics"(この報告書は以前ここで詳細に取り上げた)。Maynard氏の評価は「非常に優れた報告書」で「読め」とのこと。Maynard氏は報告…

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10月16日は教育用DVD"Talking Nano"の話。 Nanoscale Informal Science and Engineering (NISE) Networkから発売された教育用DVD6本組"Talking Nono"の紹介(今見るとストックが切れているようだ)。 10月20日は最近にわかに盛り上がっている"Nanofoods"の話…

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最近ペースが上がってなかなか追いつけない。 9月30日はSynthetic Biologistたちの話。 Esquire誌が10月号で特集された21世紀の最も影響力のある人々の中に科学者が5人挙げられていて、そのうちの3人がSynthetic Biologistだという話(Jay Keasling, 38歳のD…