「誰が電気自動車を殺したのか?」

町山氏が7/18(火)のストリーム・コラムの花道で紹介した映画,"Who Killed the Electric Car?"(公式サイト).GMは10年前にEV1という電気自動車を発表し,1000台ほど一般にリースしたのだが,突然回収されEV1は歴史から「なかったこと」になってしまった.そこでいったいなぜEV1は消されてしまったのか?を探るドキュメンタリー.
そもそも,米国のビッグスリーはさらにずっとずっと前には全米の鉄道やバスを殺した前科がある(スネル著『クルマが鉄道を滅ぼした―ビッグスリーの犯罪緑風出版).もしも,米国の自動車メーカーが,鉄道やバスといった公共交通機関を殺さず,電気自動車の開発に力を入れて,SUVを生産しなかったら,いったいどれくらいの石油を節約し,どれくらいのCO2の排出量を出さずに済んだだろうか?あーもったいない.