米国での最新アンケート調査

Peter D. Hart Research Associations, Inc.が、Project On Emerging Nanotechnologiesからの委託を受けて、昨年同時期に続き2年目の全国アンケート調査を実施した(link)。調査日時は2007年8月27〜28日、電話インタビューで1014人から回答を得た。結果の多くは昨年とあまり変わらず、認知度はあいかわらず低い。ナノテクノロジーについて聞いたことがある人は、「大いに」「いくらか」を合わせて27%(「ほんの少し」を合わせても56%)。男性が女性よりも好意的、年齢による差はなし、学歴は高いほど好意的、収入も多いほど好意的という傾向。ちなみに日本ではぼくが2007年5月にやったアンケート(集計中)では、「聞いたことがある」は85%(「多分聞いたことがある」も含めると97%!)。

□政府機関(FDA,USDA,EPA)の認知度,評価,信頼性(略)
□産業界の評価、信頼性(略)
□「ナノテクノロジーについて聞いたことがありますか?」

Heard a lot 6%
Heard some 21%
Heard just a little 29%
Heard nothing at all 42%
Not sure 2%

□ナノテクのリスクとベネフィットに関する第一印象

Benefits > Risks 18%
Benefits = Risks 25%
Benefits < Risks 6%
Not sure 51%

□ナノテクのリスクとベネフィットに関する情報提供後の印象

Benefits > Risks 30%
Benefits = Risks 37%
Benefits < Risks 22%
Not sure 11%

□過去5年間に食品安全は改善されたと思うか?(略)
ナノテクノロジーで機能改善した食品保存容器を使用したいかどうか

使用してみたい 12%
リスクとベネフィットに関する情報がもっとほしい 73%
使いたくない 13%

ナノテクノロジーで機能改善した食品を購入したいか?

購入したい 7%
リスクとベネフィットに関する情報がもっとほしい 62%
使いたくない 29%