小委員会でのヒアリング

小委員会でのヒアリングは10月31日に実施されたもので3回目.

  • 第1回:2005年11月17日「ナノテクノロジーの環境と安全への影響:どのような研究が必要か?」
  • 第2回:2006年9月21日「ナノテクノロジーの環境と安全への影響に関する研究:連邦省庁は何をやっているのか?」
  • 第3回:2007年10月31日「ナノテクノロジーの環境と安全への影響に関する研究:NNIのもとでの計画と実施の現状」

今回の小委員会でのヒアリングは,音がやや悪いものの,すべて見ることができる(右上の"Click here for the Webcast"をクリック).証言もpdfファイルで読める(左下の"Witness Statements"の名前をクリック)).前回の第2回では,研究計画の優先順位付けができてないことにかなりの批判が集まったようだ.今年8月にようやく出た報告書では関係者を満足させられなかったようだ.
Colvin氏もMaynard氏も,早くトップダウンのリスク研究戦略を示せと呼びかける.でも,よく考えたら,省庁の寄り合い所帯であるNEHI(「ニーハイ」と発音されていた)に出来るわけがない.彼らには互いの調整はできても,一段上から見た優先順位付けは不可能だ.どこの国もおんなじ.
NNCOのDirectorであるTeague氏は驚くべきことに自画自賛の証言を行い,書面でのコメントには,NNIのEHS研究プログラムを監視する機関を新たに作れという意見に対してはNEHI内にそんなアプローチは許さないというコンセンサスがあるという.
ちなみに,NEHI Working Groupの共同議長は,FDAのNorris Alderson氏と,EPAのGeorge Gray氏だ.Gray氏はHarvard Center for Risk AnalysisからEPAに移った人だ.