MaynardさんのBlog記事2件

1つ目は12月8日付け。ヘルシンキで開催されたEuropean Nanotechnology Occupational Safety and Health(NanOSH)に行ってきたときの感想で、タイトルは「現代科学のシャンパンバーで飲む」。科学として見たときに、リスク研究は、特許をどんどん取れるような派手さはないし、儲からないし、とても地味だけど、とても重要な仕事を着々とやっているんだという話。
もう1つは12月15日付で、タイトルは「クマのベニーちゃんと消えたナノ粒子の件」。Pure Plushy社のおもちゃが、抗ダニ・抗カビ・抗菌を謳っているその秘密は直径25ナノメートルの銀ナノ粒子にあった。ところが、ナノテクという言葉は宣伝文句からいつの間にかこっそり消されていた。信頼と参加こそがナノテクの社会受容の鍵であるのに情報を隠すなんて間違っている!という話。最後に「ダジャレを言うことを許してほしい」と書いてあって、何だろうとしばらく考えたんだけど、"it's time for Benny to come clean"(Bennyはぬいぐるみのクマの名前)の"clean"が抗菌作用という意味と、ナノテクを使っていることを「明らかにせよ」という意味を掛けているのだった!