Tata Nanoは「ナノ認知」に影響を与えるか?

インドの自動車メーカー「タタ・モータース」が超低価格(2,500ドル)の"Tata Nano"(タタ・ナノ)を発表。ナノテクという意味のナノではなく、小さいという意味のナノという点では、"iPod nano"と同じセンス。最近、ますますこういう使われ方が増えてきた。これらはナノテクノロジー消費者製品一覧の"Miscellaneous"欄にまとめている。例えば、ラジコンカーの「リアルドライブナノ」とか。
「タタ・ナノ」は日本の主要紙にも取り上げられたし、ウェブ上でも多数記事が載った。例えば朝日新聞では次のような説明がある。

タタが披露した車の名称は「タタ・ナノ」。ナノは「微小」を示す英語で…

ちゃんと10億分の1だと言ってくれたらいいのに。これじゃあミニとどう違うかわからない。
BBCは「タタ・ナノ」を受けてさっそく"The joy of nano"(ナノの喜び)という記事で、どうしてこんなに多くの製品が「ナノ」と名乗るのだろうかと問いかけている。米国やドイツでは「ナノ」はポジティブメッセージだけど、英国ではそうでもないという指摘が面白い。
それからこれはあまり報道されてないみたいだけど"Fiery protest over Tata's Nano"(タタ・ナノに対する炎のような抗議)なんていう記事もある。さっそくタタ・ナノを模した段ボール?の車を燃やして抗議している。工場の立地に関するトラブルのようだ。