Andrew Maynard氏のブログ追っかけ:4月前半分

一度せっかく書いたのに勝手にログアウトされていて消えてしまった(はてなにはこんな恐ろしい機能があったのか,気をつけなくては)のでもう一度短めに.4月は内容が濃いのでまずは前半.

4月2日(1日の深夜)はエイプリルフールネタ

過去記事:SWCNTの不純物とか、エイプリルフールネタとかでとりあげたやつ.

4月5日は正面からナノ粒子曝露の話

Maynard氏がNano Todayの最新号のOpinion欄に書いたエッセイ「ナノ粒子とともに生活する(living with nanoparticles)」とだいたい同じ内容.この記事にはさわやかな笑顔のMaynard氏も拝める.ツカミは,近所のカフェにポータブル凝縮粒子計数器(CPC)Model 3007を持ち込んでナノ粒子を計測したところ,1分間に約40億個も吸入していることが分かったという話.これは自然界にも大昔からナノ粒子は存在していて,ヒトはたぶん進化適応によってうまく対処できるようになっているというような話につながる.でも,他方で,アスベストディーゼル粒子,職場環境のエアロゾルなんかで多くの人が死んだり病気になったりしているのも事実.結局,ナノ粒子といってもいろいろっていう話になり,"dose"の適切な指標は何?って話になる.

4月12日はお得意のナノテク学習キットの話

オーストラリアのNanovic社が作ったNanobitsというナノテク学習キットを,Maynard氏の2人の子供,BethanyとAlexが紹介するビデオを作成(YouTube).「ナノバスターズ(Nanobusters)」のデビュー.それにしてもAlex君はMaynard氏に似ている.このビデオでのMaynard氏の役割は「科学アドバイザー,カメラマン,そして,雑用係」とのこと.実は子供たちは2006年夏にもビデオ出演している.このときは,お姉さんのBethanyがDr.Maynardにナノテクについてのインタビューを行った(Quicktime).2年経って子供たちはずいぶん成長したなあ.とくにAlex君の成長ぶりがすごい.このNanobitsはMaynard氏も絶賛なんだけど問題は価格.オーストラリアドルで94.3ドル,日本円で約9300円.これは高すぎ.