Andrew Maynard氏のブログ追っかけ

12月26日は、家庭でできる"synthetic biology"の話。

Associated Pressで報道された「バイオハッキング(biohacking)」、つまり、自分の家でメラミンを検出するバクテリアを人工的に作ってしまったという女性の。こういうのを"DIYBio"というらしい。ナノテクはさすがにそこまで行ってないだろうから大丈夫だろうけど、DIYBioはちょっと怖いなあ。

12月31日は、さらに5冊のお勧め本

この日は新年を直前にして、11月5日に続いてさらに5冊のお勧め本の紹介。

  • On the Origin of Species, by Charles Darwin(有名な『種の起源()()』)
  • The Two Cultures, by C. P. Snow(邦訳は『二つの文化と科学革命』)
  • Trouble with Lichen, by John Wyndham(邦訳は『地衣騒動』で『世界SF全集19巻』に所収)
  • Cider with Rosie, by Laurie Lee(邦訳なし)
  • Nation, by Sir Terry Pratchett(邦訳なし。原書。著者がNationについて語ったyoutube

1月7日は、科学的知識と"pay to play"文化の話。

つかみは、最近オンラインで出版されたばかりのOstrowski et al. (2009)論文の話。2000年から2007年に出版されたナノ毒性学論文の文献学的レビュー。Maynard氏の議論は、ほとんどのジャーナル論文が有料であることに話が及ぶ。ナノ材料の有害性についての科学的情報にアクセスできることがナノテクノロジーの責任ある発展のためには必須なのに。でも最近風向きが変わりつつあることも指摘。オープンアクセス化は必然の流れだろうとのこと。
Ostrowski, A. D., Martin1, T., Conti, J. Hurt1, I. and Harthorn, B. H. (2009). Nanotoxicology: characterizing the scientific literature, 2000-2007. Journal of Nanoparticle Research (in press).