Andrew Maynard氏のブログ追っかけ

3月19日は、21世紀のための科学技術を再考するパート1

Maynard氏が最近使う「3つのC」の話。ここではイントロで次回以降それぞれについて詳しく語られる。

  • Communication:人々と組織の間の情報の流れが重要になっていること
  • Coupling:社会と地球の間の関係が急速に接近しつつあること
  • Control:原子レベルから地球レベルまでをコントロールする能力が急速に高まっていること

3月20日は、科学ジャーナリズムの盛衰の話。

Nature誌に載ったBrumfiel氏の文章「科学ジャーナリズム:古いメディアにとって代わる?」に刺激されて書かれたエントリ。新聞などのメインストリームの科学ジャーナリストの仕事がなくなる一方で、科学ブログは増えている。Maynard氏はどちらの流れにも危惧を抱いている。

3月24日は、Kulinowski氏へのインタビュー

3月24日は"Ada Lovelace Day"。ブログ上で、テクノロジーに優れた女性にスポットライトを当てる日だそうだ。そしてMaynard氏がインタビューするのがRice大学のKulinowski氏。現在、ICONのトップで、ICONブログの書き主。インタビューは電話で30分くらいで行われた。でも最後に、もう1人の"tech heroines"であるVicki Colvin氏のことにも言及。

3月25日は、合成生物学(synthetic biology)への心構えができているか?の話。

ウッドローウィルソン国際学術センターがRodemeyer氏に委託して完成した報告書、"New life, old bottles"が完成した。著者によると、合成生物学の第一世代は、これまでの伝統的な組み換えDNA技術とあんまり変わらないので、規制の観点からも目新しいものはないかもしれないが、まもなくやってくる次の世代に対しては、コントロールの枠から外れてしまうとのこと。タイトルはこのことを指していて、古いボトルに新しい生物学を入れようとしているということ。この日はもう1つのエントリで、著者への5分間のインタビュー付き。

3月26日の1つ目は、「私が悪いのです」の巻。

ガーディアン紙の「中国におけるナノテクノロジー」という記事の最後に、専門家のコメントして発言が引用されたMaynard氏。記事を見てびっくり。科学コミュニケーションのあり方を普段から考えている彼だけにとてもガッカリしたようだ。確かにひどい。あまりにも単純で幼稚なコメントになってしまっている!