欧州のヴァーチャルインフラ施設、EUMINAfabがスタート。

EUMINAfabが9月1日スタート(ニュース記事)。使用提案の届け出が始まる。EUMINAfabは、EU8カ国の10組織にある36のマイクロ&ナノテクノロジーのハイテク設備が、科学者や企業の技術者に向けて、オープンアクセスで自由に使えるもの。審査に通れば使用料は無料だけど、研究結果を公表するという条件が付いている。FP7のインフラプロジェクトで、投資額は総額で2億ユーロ以上。EUMINAfabは、"European Infrastructure for Micro- and Nanofabrication and Characterization"(マイクロ&ナノ製造およびキャラクタリゼーションのための欧州インフラ)の略称。
ウェブサイトの「サービス」の「テクノロジーズ」をクリックすると、36の設備が載っている。それぞれの装置が、EUのどの国にあるのか、そして、シリコン、ポリマー、金属、セラミック、ガラス、有機、その他のどれに使えるかが記載されている。「キャラクタリゼーション」のところの装置類は安全性評価に使えるかもしれない。欧州統合ってやっぱりダイナミックだなあとここでも思う。