カリフォルニア州へのCNTs情報提供の第1号

カリフォルニア州DTSCは2009年1月22日に、カーボンナノチューブ(CNTs)の生産・輸入を行う26社(大学や研究所も含む)に対して正式にCNTsに関する情報提供を正式に要請したことは以前書いた(リンク)。その情報提供の第一号としてやっと2009年12月に、スタンフォード大学が回答した(pdf)。DTSCが提出を要請している6項目への回答は以下のとおり。

  1. 16のラボでCNTsは使用されている。
  2. NIOSHのナノテク野外調査グループと曝露評価とモニタリングを2010年に実施する予定。
  3. 使用量は年間16グラム程度。
  4. NIOSHやICONから情報収集。研究者は「予防的ではあるが、合理的なアプローチ」を採用。
  5. 大学が定めた「化学衛生プラン(CHP)」と「工業ナノ材料を安全に扱うための一般原則と実践」を遵守。
  6. 有害廃棄物として処理。

カリフォルニア州DTSCは2010年1月に何か新たな動きがあるという情報もある。