2007-01-26から1日間の記事一覧

米国のTRI改訂の迷走

EPAは2つの改革をめざしていた.1)報告を隔年に,2)報告閾値の引き上げ.ところが両者ともに反対が多く,1)は撤回,2)は500→5000ポンドの引き上げを500→2000ポンドに妥協,というところで最終ルールとした(12月18日).

米国でPMの新環境基準値をめぐって早速提訴

EPAは2006年9月21日,PM2.5の年基準値を15μg/m3のままに据え置き,日基準値を65から35μg/m3に強化するに留めた(link).これは,年基準値の強化を推奨していたCASAC(科学諮問機関)の提案を蹴るという妥協というか苦渋の決断だった.PM10の日基準値は150μg/m…

バイオモニタリング等価

EPAや産業界は,RfDを「バイオモニタリング等価(biomonitoring equivalents)に置き換える試みを始めている.つまり,血中や尿中の濃度でもって曝露量を決める.確かに現実により近くはなる.参考: Hays et al. Biomonitoring equivalents: A screening ap…

ETC Groupによるシンボルマーク決定

482作品のなかから16のファイナリストが選ばれ,最終的に3点が選ばれた.1つ目については誤解を招くという意見も.

カーボン・ニュートラルその他

英マークス・アンド・スペンサーがカーボンニュートラルを宣言 Marks & Spencer launches "Plan A"- £200m 'eco-plan' 2012年までに,1)エネルギー使用量の削減,2)再生可能エネルギーの導入,3)カーボンオフセットによってカーボン・ニュートラル企業になる…

ノルウェー政府と英国政府によるカーボン・オフセット

ノルウェーは公務員が海外に航空機を使って出張する場合に,排出権を購入してオフセットする計画を発表(1月2日BBC).このための費用は年間250万クローネ(約5000万円)で,植林などに投資される. 英国政府はブレア首相と30省庁の大臣が2007年から2009年に…

カーボン・オフセットの規格化

「カーボン・オフセット」の流行を受けて,Defraはその信頼性と透明性を保つための自発的な行動規約(voluntary code of practice)が提案された.文書はコンサルテーションにかけられており,意見募集期間が4月13日まで. http://www.defra.gov.uk/news/200…