2008-06-19から1日間の記事一覧

エマージングリスク:2nd World Congress on Risk参加報告(その4)

今回の会議でとても耳に残ったフレーズは"emerging risks"だ。言い換えると、"new and/or increasing risks"であり、単に「新しい」というだけでなく、「リスクが増してきているぞ」という感じを伴う。日本語にすると「新興リスク」といったところか。ぼくが…

2つのQと3つのS:2nd World Congress on Risk参加報告その3

Maynardさんのプレゼンタイトルは"Towards "safe" nanotechnologies―where do we want to be, and how will we get there?"(「安全な」ナノテクノロジーに向けて−どこに行きたい?そしてどうやってそこに辿りつける?)だった。ツカミは、2つの質問。実は昨…

フォーキャスト:2nd World Congress on Risk参加報告(その2)

6月10日の全体集会は「セキュリティ、ガバナンス、そして新興の脅威の管理(Security, governance, and the management of emerging threats)」として、バイオセイフティとナノテクノロジーの話があった。ナノテクノロジーの話をしたのは、ライス大学のVick…

SRAの野望:2nd World Congress on Risk参加報告(その1)

4年に一度の世界大会の第二回が2008年6月8日から11日までメキシコのグアダラハラで開催された。第一回にはあまり興味がわかず参加なかったけど、ベルギーのブリュッセルで開催された。Society for Risk Analysis (SRA)は本部と位置付けられる北米に加えて、…