フランスでも市民会議

2007年1月20日に,Région Île-de-France(イル=ド=フランス地域圏=フランスの首都圏)の議会が,Citizen' conference on nanosciences and nanotechnologiesを開催(news).ここでの専門家とのディスカッションののちに,市民パネルは22日,「ナノテクノロジーに関する見解と勧告」を発表した(フランス語!).ナノテクにはおおむね好意的なようだが,倫理の問題などに触れられている模様.
市民をどうやって選んだかというと,フランス社会をうまく代表することを念頭に世論調査会社によって選ばれたそうだ.16人.1ヶ月に1回の週末を利用する形でナノテク問題を検討し,重要であると考えられた事項について1月20日に専門家の意見を聞いたうえで報告書をまとめた.議会はナノテクに関する将来の意思決定にこれらの勧告を考慮すると約束した.
参考1)デンマークでのコンセンサス会議(link
参考2)ドイツでの消費者会議(link
参考3)イギリスでのナノ市民陪審Nano Jury)(これはまだまとめていない)