「ナノテクノロジー:環境ベネフィットのための製品とプロセス」

5月16〜17日にロンドンのThe Royal Societyで開催(link).リスクに関する会議は乱立気味だけど,環境や健康へのベネフィット面を包括的に点検してリスクと比較するような会議は(医療系を除くと)あまりなかったように思う.異なるリスクを統一指標で定量化できるように,様々なベネフィットも共通指標で定量化できればいいんだけど・・・.
プログラムは6個のセッションと1つの特別セッションからなる.日本であったら聞きに行きたい.

第1セッション「ナノテクノロジーと環境影響の削減」

炭素フットプリントを減らすナノテクは解決するか?
化学物質の代替におけるナノテクの役割
ナノテクノロジー,ファッションをより多く,ゴミをより少なく

第2セッション「ナノテクノロジー:汚染削減に向けて」

PEM(ポリマー電解質膜)燃料電池:先端技術と挑戦
表面保護に関するナノテクノロジー
プラスティック・エレクロトニクスを通して気候変動と戦う

第3セッション「ナノテクノロジーと環境モニタリング」

水汚染モニタリングを理解する
「もし測れないのならコントロールすることもできない」:ナノベースの大気質計測技術

第4セッション「ナノテクノロジーと汚染除去」

光による環境浄化としての光触媒:夢と現実
汚水処理における新規の繊維触媒

第5セッション「ナノテクノロジー:環境損害を減らし,健康を改善する」

産業のための汚れのつきにくい仕上げのためのナノテクノロジー
環境対応の機能的ゾルゲル塗装
太陽光発電におけるナノテクノロジー

第6セッション「より良い製品のためのナノテクノロジー

毒性を削減した難燃剤とポリマーにおける特性強化のためのナノテクノロジー
新規の繊維技術が地球温暖化に取り組む

特別セッション:ナノテクノロジーのベネフィットとリスク

ナノテクノロジー:環境を守るもの?それとも汚染者?
ナノテクノロジー:ベネフィットを得るためにリスクをコントロールする
環境に良いナノテクノロジー:妨げるものとチャンス