1st Annual Conference on Nanotechnology Law, Regulation and Policy(February 28-29)

2月28〜29日に「ナノテクノロジーの法律、規制および政策に関する第1回年会」がワシントンDCで開催される(link)。主催は、NPO団体であるFood and Drug Law Instutute。共催は、おなじみのWoodrow Wilson International Center for ScholarsのProject on Emerging Nanotechnologies (PEN)Burdock Group。後者は食品や化粧品を得意分野とするコンサル会社で(たぶん代表の)George Burdock氏もスピーカーの1人。1日目は、午前にScienceパートとBusinessパート。ランチには上院議員Ron Wyden氏(オレゴン州選出の共和党員)のスピーチ。午後は、規制の一般論に続いて、FDAによる規制に絞ったパネルとリスク管理&法律問題。2日目の朝一番は「FDAを超えた」規制の話で、EPA、OSHA、Dupontの関係者のスピーチ。続いて、一般人の認知の話。ここでは、Embry ResearchのJane Macoubrie氏とWisconsin大学のDietram Scheufele氏。最後は国際的側面の話題で締める。「国際的」と言ってもEUからのスピーカーだけかもしれない。
内容は先に紹介した「ナノガバナンス2008」とややかぶっているが、こちらの方がより直接的に法規制に焦点をあてたもの。同じくお勧め。ただし参加費は高い。一番安いのは、1月25日までにAcademics割引で申し込むと$520ドル(割引なしだと1120ドル)。「第1回」とあることからこれもまた継続される可能性が高い。この手の内容はナノ材料の環境・健康面に関する会議に付録的に付いているだけのことが多かったが、正面から扱う会議が本格的に増えてきた印象だ。