カリフォルニア州が"Call-in Program"2物質を追加

カリフォルニア州DTSCが、Health and Safety Code, Chapter 699, Sections 57018-57020に基づき、1月22日、CNTsに関する情報提供を26の企業や研究機関に呼びかけた(リンク)。3月に入って、CNTsに加えて、"Call-in Program"に2物質を追加した(pdf)。1つは、Bis(2-ethylhexyl) tetrabromophthlate (TBPH)で、臭素系難燃剤の1つ。ハウスダストの中から見つかっている。他の難燃剤も今後追加されるようだ。 もう1つは decamethylcyclopentasiloxane (D5)で、工業原料、健康美容製品、ドライクリーニング溶剤などで使用されている。米国EPAがラットで行った実験で子宮に腫瘍を生じたという情報があるようだ。
カリフォルニア州DTSCは、D5も含まれるmethyl siloxane類、臭素系難燃剤類、ナノスケールの酸化金属等のナノ材料などについても、2009年内に追加することを検討しているようだ。そのための"Chemical Information Call-In"ワークフローが提案されている(pdf)。突然、情報提供を求めるのではなく、事前に1年程度の準備期間があることが分かる。