ナノテク市民討論会と反対運動

フランスでは、2009年10月15日のストラスブルグを皮切りに、2010年2月23日のパリまで、フランス全土で全17回の市民討論会が開催されている。主催は、市民討論委員会(Commission of Public Debates: CPDP)で、毎回テーマが違うそうだ。
その第8回目がグルノーブルで開催される予定だった12月1日、ナノテクノロジーに関する市民討論会の場で、100人以上のナノテクに反対する人たちが、「Minatecを閉鎖せよ」などと叫び、開催を妨害したそうだ(記事)。Minatecは欧州最大規模のナノテク研究施設。研究施設への反対という形にまでなっていたとは知らなかった。これまでもトゥールーズなどで反対運動があり、彼らは「参加は受容を意味する」として市民討論会への招待を断っている。