2007-06-22から1日間の記事一覧

オゾンの新環境基準値の裏に潜む矛盾

オゾンの新大気環境基準値(NAAQS)が提案されたが,米国EPAは,科学諮問機関であるCASAC(Clean Air Scientific Advisory Committee)が昨年10月に満場一致で推奨した8時間平均値で0.060〜0.070ppmに従わない公算が大きい.昨年のPM2.5の新大気環境基準値(…

米国EPAがオゾン新大気環境基準値を提案

6月20日,とうとうEPAはオゾンの新しい全国大気環境基準値(NAAQS)を提案した(press release).現行のNAAQSは1997年に設定されたもので,第一次NAAQS(ヒト健康を保護する)が8時間平均値で0.08ppm(これは0.084ppmまでOKと解釈されている),第二次NAAQS…

法規制ギャップ調査の意義

渋谷の温泉施設の爆発事故もその原因は「法規制ギャップ」にある.ボーリング技術が進み比較的簡単にどこでも温泉が作れてしまう状況に法規制が追いつけなかった.社会は常に動いている.イノベーションが進むと必ず,既存の法規制体系とのギャップが生じる…

新雑誌"NanoEthics"

以前お伝えしたように,Springerから新雑誌"NanoEthics"のNumber 1(March 2007)が出た.年3回発行.最初の号は無料で読める.すべての著者は,Springer Open Choice programを通して,論文をオープンアクセスにすることも可能だそうだ.その場合は,著者に料…