2008-10-17から1日間の記事一覧
同意指令において、EPAがSwan Chemicalsに要求した項目の要旨は以下のとおり(同意指令では会社名も秘匿扱いだったけど、Thomas Swan & Co. Ltd.がプレスリリースで自慢したためにバレてしまった)。8つある。 PMN物質のサンプルを1グラムにMSDSの写しを付…
TSCA(Toxic Substances Control Act)と工業ナノ材料の関係については様々な議論があるが、工業ナノ材料は「新規化学物質」であるか「既存化学物質」であるかという問いに対して、EPAは「ナノスケール材料のTSCAインベントリステータス−一般的アプローチ」…
1つずつ見ていくと切りがないので、気になった点をメモ。 Arkemaは、MWCNT。EPAのフォームじゃなくて、DuPontの"Nano Risk Framework"のフォーマットを使ってる。 DuPontからは二酸化チタンを使った製品"Light Stabilizer"に続いて、セピオライト(含水ケイ…
基礎的プログラムへの参加企業とともに、さらに10社が「参加の意思のある企業」として名を連ねている。EPAは今後さらに18ヶ月にわたり提出を受け付けることとしたようだ。日本企業としては昭和電工の名前がある。 Angstron Materials eSpin Technologies Evi…
では、具体的に提供された情報の中身を見てみよう。プログラム参加企業一覧はウェブ上で見ることができる。22社のうち2社は匿名である。しかし、93物質中63物質(ぼくの計算では65物質になった)がStrem Chemicals社1社によるものである。つまり、Strem Chem…
まず、Nanoscale Materials Stewardship Program(NMSP)についての基礎知識をまとめておこう。NMSPは2008年1月29日にスタートした、ナノ材料を扱っている企業による自発的な情報提供プログラムである。ここではナノ材料がTSCAにおいて新規化学物質であるか既…