2009-10-23から1日間の記事一覧

欧州委員会の法規制ギャップ調査

10月9日、欧州委員会の環境コミッショナーのDimas氏はスピーチの中で、欧州委員会は、製品のライフサイクルを考慮した欧州レベルでのREACHも含めた法規制ギャップ調査を2年以内に完了させると発言。これは4月24日に欧州議会が可決した決議案を受けてのもの。

ドイツ連邦環境庁の報告書をきっかけにしたナノリスク騒ぎ

ドイツ連邦環境庁(UBA)が10月21日に発表した報告書をもとにした新聞記事がドイツでちょっとした騒ぎになっているようだ。まず元のプレスリリースがこれ。ドイツ語だけどGoogle Translateで英語にすれば完璧に読める。ただし、この記事の最後にリンクされて…

「21世紀における毒性試験:ビジョンと戦略」その後(4)

NRCからの報告書を受けて、専門誌での議論も始まった。Risk Analysis誌では、2009年4月号において特集されている。他方、Toxicological Sciences誌では、Forum Seriesとして、2009年2月号から毎号様々な論点からのコメントがシリーズとして現在も進行中であ…

「21世紀における毒性試験:ビジョンと戦略」その後(3)

2009年5月11〜13日、ワシントンDCのNational Academy of Sciencesで「毒性経路ベースのリスク評価に関するシンポジウム: パラダイム変化に備える」が開催された。3日間のプレゼン資料のほとんどがウェブサイトから見ることができる。このテーマでプレゼンで…

「21世紀における毒性試験:ビジョンと戦略」その後(2)

米国環境保護庁(EPA)は、NRCの報告書を受けて、庁内ワークグループ、"Future of Toxicity Testing Workgroup (FTTW)"を立ち上げ検討を行い、「化学物質の毒性評価のための戦略計画」を2009年3月発表(リンク)した。戦略計画は3つの要素と8つの戦略目標から…